世界で五千万人の会員を有するNetflixだが、日本ではゼロスタートである

NETFLIX(ネットフリックス)をご存知ですか?

世界最大手の動画ストリーミングサービスですが、もともとはアメリカでDVDの宅配からスタートした会社です。
同社は、1997年にマーク・ランドルフ(Marc Randolph)と現CEOのリード・ヘイスティング(Reed Hasting)の二人によってカリフォルニアで誕生しました。もともと、ヘイスティングがレンタルビデオ屋から借りていたのを返し忘れ、延滞料が40ドルにも膨れ上がったことがきっかけで、定額のDVDレンタルサービスを思いついたとのことです。

現在では約40ヶ国以上で展開されていますが、アメリカ合衆国を除くほとんどの国では映像のストリーミング配信の形でサービスが提供されています。そして、いよいよこの秋には日本にも上陸することが正式に公表されています。

今回は、
まず、世界で五千万人の会員を有するNetflixだが、日本ではゼロスタートである。Netflixが米国でストリーミングサービスを開始した2007年とは競争の激しさが異なり日本では既にレンタル大手のTSUTAYAが運営するDISCAS、宇野 康秀氏率いるU-NEXT、ヤフーが運営するGYAO!
日本テレビが運営するHuluが有り、レンタル業界、ネット業界、放送業界の代表的プレイヤーが既にVoDプラットフォームを運営している。
更に日本で無視出来ないのが通信事業者だ。日本の通信業界では光のNTTと、ケーブルテレビのKDDIという陣営が古くから「テレビアンテナの代替」を進めており、「テレビアンテナ設置不要」をセールストークにしてインターネット回線、固定電話、携帯電話、映像サービスのセット割りで顧客獲得を進めてきた。
エコシステム形成という観点からも、マルチデバイス視聴は当たり前のように提供されているため、特に差別化要素とはなりえない。
コードカッティングについても、そもそもテレビ視聴が無料が前提の日本なら、「カット」する対象が存在しない。
鳴り物入りで登場した、Netflix対応テレビだが、筆者にはまるで「4度目の正直」を期待しているかのように見える。
テレビ不振に苦しむテレビ業界ではこれまでにも、インターネットテレビ、3Dテレビ、スマートテレビとテレビに付加価値を付け加えることで、高級路線を開拓しようとしてきたが、どれもヒットせず「テレビはテレビ視聴のために買う物」という生活者のテレビに対する認識を確認するだけの存在となっていた。
テレビを見るためにテレビを買った視聴者がNetflixのために「インターネット」へ接続するだろうか?
米国での戦略がそうであったように、Netflixは既にインターネットに接続されている機器を中心にユーザ獲得を目指すだろう。
わざわざインターネットに接続されていもいないテレビ受像機を狙っていくとは考えにくい。
これらの状況を考えれば、そもそもNetflixの当面の開拓先はスマートデバイスやゲーム機からと考えるのが順当であり、既にテレビから遠ざかった視聴者が大半だ。

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